Guesthouse in IKI

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みなとや、食堂作ってます2018.12.4

みなとやゲストハウスのある芦辺浦に食堂を作ります!

(写真:食堂の物件 芦辺浦の漁港が見渡せます)

 

以前から少しずつ小出しにしてましたが、ここで食堂を作ろうと思った経緯を長文ですが、綴りたいと思います。
芦辺浦に3年ほど前まで、みんなからケイコ姉と呼ばれる80歳の女性が何十年もずっと一人で切り盛りしていた千里十里食堂という食堂がありました。
焼きそば、焼き飯、チャンポン、唐揚げ等メニューは少なく瓶ビールと焼酎ボトルがあり、瓶ビールはセルフであとから数を数えてお勘定。よく魚が釣れたときに店主や仲間たちと釣った魚を持って飲みに行っていました。 特別なメニューではないけど焼きそばは普通のソース焼きそばじゃなくてカレー餡掛けの堅焼きそばだったり、懐かしい味の焼き飯が美味しかったり、居心地よくて安くてケイコ姉の家にお邪魔してる感じ。
何よりケイコ姉が自転車で毎日買い出しに行く姿や、たまに焼きそば焦がしちゃったと笑うおちゃめなキャラクターに元気を貰っていました。
そんな千里十里食堂もケイコ姉が亡くなり閉店。
私たちにとって食堂の存在、ケイコ姉の存在そのものが芦辺浦のパワースポット、愛すべき存在でした。
それと並行して、みなとやに訪れるゲストさんから宿周辺でお茶が飲める場所やランチなどの問い合わせが多くなった事もあり、芦辺浦に食堂を作ろう!と昨年決意しました。
正直いうと、出産したてで子育てでいっぱいいっぱいだった私は、今年じゃなくても?と思いました。宿の方もまだまだ成長途中だし、どう考えても人手足らんやん!ってゆうかやりたい気持ちだけで実際色々手続きとか事務作業とか増えて大変になるの私じゃない?ただでさえ今でもいっぱいいっぱいなのに、、そんな気持ちで不安で、夫婦間で何度も話し合ったり衝突したり。
でも店主の想いは絶対にブレない。
色んな小難しいことは俺にはわからん!
やろう!
いやいや、話し合いになってない。。私が毎回色んな心配ごとや現実問題をぶつけて、考えてるんだかわかんない顔して、やろうや!の繰り返し。
でも私も本当はやりたい気持ちがあって、こんな場所あったらいいなを形にしたいのは一緒の気持ち。でもでもでも、、、の不安要素が沢山。
そんな時に思い返したのは、海女さんになりたくて一生懸命だった気持ち、みなとやを作った時のワクワク楽しい気持ち、あの時も諦める理由を挙げたら沢山あったんだろうけど、挑戦する気持ちを大切にして、やっぱり挑戦して良かった。だから出会えた人達や楽しくて心地よい時間を過ごすことが多くなった。
人生いつなんどき終わりをとげるのかわかりません。
守るものが増えて怖がりになってたようです。そんな気持ちも、色んな心ある人達からの励ましもあって、やっと私達でやろう!と決意しました。
少々長くなりましたが、、
みなとや、芦辺浦に食堂作ってます!
ランチのメインはみなとや夕食でも定番の島食材のスパイスカレー!

 

その他色々考案中です。全く同じものは作れないと思いますが、懐かしの千里十里オマージュメニューも考えてます。
食堂の料理人も決まりました。まだまだ仲間も募集します。
今頑張ってる芦辺浦のお店屋さん達、それから最近では地元の若者が新しくカフェを開きました。
移住者も少しずつ増えてきてます。
芦辺浦を人の立ち寄る町に、子供達がより楽しく過ごせる町、そして移住特区にするため、@たちまち という地元の有志が集まった仲間でフリースペースを作り町の情報発信もしています。
まずは自分たちの住むまちから。小さい単位だから出来ることを。
まちは人がつくるもの!結果的に壱岐の魅力の一つになれたらとおもいます。
芦辺浦は、そして壱岐はこれからもっともっと面白くなりますよ!!!
皆さん、これからのこの町の変化を楽しみにしてくださいねー!

みなとや海女女将